本回答上部からダウンロードできるサンプルにて 2 つの実現方法を紹介します。ダウンロードした GUI を起動するには、それぞれの MATLAB ファイル(".m" のファイル)を実行します。
両方の GUI において、 "Start" ボタンを押すことで、axes 上にランダムなラインが繰り返しプロットされます。 "Stop" ボタンを押すと、このプロセスを停止します。 1 つ目の GUI は可能な限り早く更新し、 2 つ目の GUI は固定時間間隔でゆっくりと表示を更新します。
ケース1: updating_example1
この GUI は、プロットを実行するために、 "Start" ボタンのコールバックに無制限に実行されるループを記述しています。ループ中の記述が実行されるたび、新たなラインが axes にプロットされます。
このループを Break するには、 "Stop" ボタンのコールバックの割り込みによって設定される handles 構造体のフラグを介して行います。ループ中に DRAWNOW コマンドを記述し、適切に "Interruptible" プロパティ設定をすることが、割り込みの許可に必要であり、描画イベントの処理を認めます。
ケース2: updating_example2
この GUI は TIMER オブジェクトを使い、 "TimerFcn" コールバックが表示処理を行います。 "Start" と "Stop" ボタンはタイマの開始、停止をします。
両方の GUI において、考慮すべきいくつかの事柄が下記のようにあります。
1. figure の GUI データはローカルの "handles" 構造体で同期しないので、同期するように戻すため、 GUIDATA 関数を策略的に使う必要があります。
2. "Start" 、"Stop" ボタンを続けて 2 回押される可能性を考慮しなければなりません。
3. ループ、タイマの更新の実行中に figure が閉じられる可能性を考慮しなければなりません。
それぞれの GUI プログラムファイル中では、これらの問題をどのように取り扱っているかを、コメント文で説明しています。
